知っていると得する香川県の豆知識をお届けする「さぬきのプラス」。今回は、高松市でひときわ目を引くヒマワリを紹介します。育てるのは、８２歳の男性。目指すのは、ギネス世界記録です。 （中村香月記者）
「鮮やかな黄色が目を引く一輪のヒマワリ。一見、普通のヒマワリに見えますが…実はこれ、高さ５メートル以上あるんです。高いです！」 高松市御厩町の畑で咲く一輪のヒマワリ。日差しを浴びてすくすくと育った花は、高さ５メートル６５センチに達します。 これは、２階建て住宅の天井並みの高さで、訪れた子供たちも驚きの表情です。

（訪れた子供は…）
「周りのヒマワリと比べたら超高い」 「日本一高いんじゃない、これ」

ヒマワリの栽培は、畑を管理する中村勝彦さんが２０１５年から始めたものです。 ２０２３年は、５月５日に苗を植え、数センチほどの高さから育てました。高く育つのに適した種を用いているほか、自家製の肥料を使うことで５メートル超えを実現したということです。 中村さんが栽培に乗り出したきっかけは、ある「記録」への挑戦でした。

（ヒマワリを育てる　中村勝彦さん）
「このあたりのランドマークになればと思ったのと、できるならギネスに挑戦しようという大きな望みで始めた」 ギネス世界記録によりますと、世界一背の高いヒマワリは、ドイツの男性が育てた９メートル１７センチ。それにはまだ遠く及びませんが、中村さんは、ある工夫で記録に迫りたいと話します。

（ヒマワリを育てる　中村勝彦さん）
「主役の花とその上に肩車のように花を乗せて、７～８メートルを目指す。残りの人生、ヒマワリ師として天空にヒマワリの花園を咲かせてみせる」 中村さんの愛情を一身に受けて、すくすくと育つヒマワリ。いつの日か、さぬきの夏を盛り上げる風物詩となる日が来るかもしれません。