７月で発生から５年を迎えた西日本豪雨の記憶を語り継いでいこうと、災害を経験した人たちが中学生や高校生に向け講演するイベントが総社市で行われました。

（当時高校生ボランティアとして活動　光籏郁海さん講演）
「災害が起きた時に私たちに出来ることは少ないかもしれない、でも自分から第一歩を踏み出してみてほしい」

このイベントは、西日本豪雨の記憶を若い世代に伝えようと行われたもので、会場には、総社市内の中学生や高校生など約９００人が集まりました。そして、豪雨の際、高校生ボランティアとして活動した人や、被災した住民など様々な立場の人が自らの経験を語りました。

（当時高校生ボランティアとして活動　光籏郁海さん）
「実行する力、行動力は若い人ならではと思うので、自分から進んで行動してもらうというのが一番大事」

このあと行われたパネルディスカッションでは、市内の高校生が災害時にできる活動などについて意見を交わしました。

（参加者は…）
「（災害発生時）自分が声を上げられる人でありたいなというふうに、日頃から関心や意識を高めていけたらいいなと思った」
「家族が多いので家族を心配したり、ほかの地域の人とも関わっていきたい」

参加した生徒たちは、災害に対する認識を新たにしていました。