ＪＲ山陽本線の快速サンライナーなどで親しまれた「１１７系」と呼ばれる車両が７月２１日に一線を退くことになり、最後の雄姿を見ようと鉄道ファンらがＪＲ岡山駅を訪れています。

岡山地区のＪＲ山陽本線では２２日から新型車両「Ｕｒａｒａ」が導入されるのに伴い、旧国鉄時代から使用されている「１１７系」車両は２１日が最後の運行となります。

ＪＲによりますと「１１７系」は関西地区の新快速電車として登場し、その後、１９９２年に岡山地区に導入され、岡山駅と広島県の福山駅を結ぶ「快速サンライナー」に投入されました。

定期運用は岡山地区が全国で最後となっていて、ＪＲ岡山駅には最後の雄姿を見ようと２０日も多くの鉄道ファンらが訪れ、写真を撮るなどしていました。

（訪れた人）
「（息子は）宝塚市から、（私は）福岡から。単身赴任しているので岡山で落ち合った。車両が見たいと・・・国鉄時代からの貫禄みたいなのがあって良かった。」
「国鉄の車両だけど新しさも感じるデザイン。最後の雄姿を見られて良かった。」

ＪＲ西日本によりますと「１１７系」の今後については臨時列車で使用するか、廃車にするかを含めて検討しているということです。