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2023.07.19

不登校の子が登校するようになったケースも…「ボードゲームを教育現場に」県内の学校で広がる【香川】

みんなで囲んで楽しむボードゲームを教育に役立てようという取り組みが香川県内の学校で広がっています。教育の視点で期待されているのは社会性を育めるという点です。

サイコロの目に従って駒を動かします。止まったマスによってはコインをもらえたりあげたりして、最終的に50コインを獲得すると勝者に。ボードゲームはすごろくの要素を持つものなど多種多様です。

高松市の高松東高校では、7月19日、マンガ研究部の活動の一環で、初めてボードゲームに挑戦。県内で活動するボードゲームデザイナーからルールを学びながら、その魅力を体験しました。

(生徒は…)
「頭を使うので難しいと思ったが、みんなでわいわいできて楽しかった」
「楽しかったのでこれからもたまにやりたい」

(ボードゲームデザイナー 橋口剛志さん)
「記憶力や推理力(の必要性)が含まれるものが多くあり、遊びを通じて教育になる可能性はある」

(前川裕喜記者)
「ボードゲームは自主制作のものを含めると数多くあるとされる。ただ、どれもプレーヤー同士が会話して考えながらクリアするので絆が深まりやすい特徴を持つ」

デジタル技術を使ったゲームとは異なり、ボードゲームはアナログなコミュニケーションを伴います。そこから社会性などを育めるとして、今、注目されているのです。

(ボードゲームデザイナー 橋口剛志さん)
「(自分たちが)関わっているところは(県内で)5校。(ボードゲームで)不登校の子が登校するようになったケースもある」

この高校でも今後、授業での導入を含めて検討したいとしています。