岡山市の岡山後楽園が、来園者に園の魅力を手軽に知ってもらおうと、７月１８日からダウンロード型音声ガイドの運用を始めました。

（平野桂子記者）
「案内所で購入したＱＲコードを自分の携帯で読み取り、アプリをダウンロードすると園内で詳しい音声ガイドが利用できます」

アプリで聞けるのは、延養亭や唯心山など園内２８ヵ所の説明です。日本語や英語、中国語など５つの国の言葉で歴史や季節のイベントなどを紹介します。

後楽園ではこれまで、イヤホーンタイプの機械を貸し出していましたが、コロナ禍以降、感染防止のため貸し出しを中止していて、約２年かけてアプリを開発しました。

（岡山後楽園事務所　石井謙次所長）
「外国の方が増えているので、５ヵ国全部を看板で表示するのは難しいので、外国の方に後楽園をよく知ってもらえるというメリットがある」

後楽園は１日あたり５０人の利用を見込んでいて、３００年の歴史ある大名庭園をより深く知ってもらいたいとしています。