７月１１日からアメリカで開催される世界ジュニアゴルフ選手権。香川から世界へ羽ばたく小学生ゴルファーを取材しました。

丸亀市のゴルフの練習場で快音を響かせている小学生。

「高瀬莉空です」

高松第一小学校５年の高瀬莉空選手です。高瀬選手は２０２３年４月に行われた日本代表の予選会、９－１０歳の部で優勝し２年ぶり３度目の世界ジュニアの切符を手にしました。

（世界ジュニア日本代表（高松第一小５年）　高瀬莉空選手）
「まず予選通過してよかった」

我々が高瀬選手と初めてであったのは今から２年前。

（高瀬莉空選手）
「ごはんを食べたら宿題をやっている」

食事や宿題は練習場に向かう車の中。週末は神戸市の練習場に通い、ゴルフ漬けの日々を続けていました。そして挑んだ世界の舞台、結果は７位。リベンジに燃えた２０２２年は予選で敗れてしまいました。

（高瀬莉空選手）
「去年はすごく調子が悪くて、パターが入らなくて」

そんな時に出会ったのが。

（高瀬莉空選手）
「南先生。すごく優しくて、かっこいい先生。大大大大大好きです」

高瀬選手が大好きと慕う南秀樹プロが２０２２年から高瀬選手を指導しています。

（鈴木愛選手も育てた　南秀樹プロ）
「ゴルフ自体は上手だが、スイングを見るともっと上のことができるはず、というのが最初のイメージ」

南プロの指導を受け高瀬選手が特に成長したのがパターです。

（南秀樹プロ）
「すごく努力する選手で、学校行く前にパター、学校が終わったらまた練習。大人よりも努力する選手で頭が下がる」

高瀬選手の日々の練習時間は約５時間。南プロの指導でゴルフの楽しさを再認識したという高瀬選手は苦手のパターを克服し再び世界の舞台に返り咲きました。

（高瀬莉空選手）
「今年は絶対世界一になるためにしっかり練習してきたから大丈夫だという気持ちで挑みたい。お父さんお母さんへの感謝を忘れずに、みんなに憧れられる選手になりたい」