エネルギー価格の高止まりを受け、岡山県が７月から行うＬＰガス料金の値引きについて、６月３０日、ガスの販売事業者向けの説明会が開かれました。

支援の対象となるのは、県内の一般家庭や業務用のＬＰガスを使っている飲食店などで、７月から９月までひと月当たり税込み１１００円が利用料金から値引きされます。ガスの使用者に手続きは必要ありません。

値引きに必要な原資は、県がＬＰガス販売事業者に助成する仕組みで、３０日、申請の手順などについての説明会が開かれました。

県によりますと、ＬＰガスは県内の６割に当たる約４８万世帯が利用している一方で、これまでに国の支援は電気と都市ガスに限られていました。

（岡山県ＬＰガス協会　高山眞司会長）
「ＬＰガスは値引きがないのか、という声がいっぱいあった。3カ月で３０００円バックできるのは 喜んでもらえるのでは」

ＬＰガスについては、岡山市と倉敷市は１０月、１１月にそれぞれ１１００円値引きする独自の支援策も行う予定です。