コロナ禍で４年ぶりの開催となりました。源氏と平家に見立てた２つの和船でスピードを競う伝統行事、「おしぐらんご」が笠岡市で開かれました。

笠岡市金浦地区の伝統行事、「おしぐらんご」は、源氏と平家の船の戦が起源とされ、市の重要無形民俗文化財に指定されています。

競い合う２隻の船には旗が掲げられ、赤を平家に、白を源氏に見立てています。それぞれ６人が乗り込み、約５００メートルの区間を勇壮な漕ぎ比べで競い合います。

「おしぐらんご」は新型コロナの感染拡大で３年間中止されていて、４年ぶりの開催とあって熱のこもった声援が響いていました。

（訪れた人は…）
「よく復活したと思う。伝承していかないと薄れていくからいけないと思う」
「かなり練習しないとできない。大したものです」

（参加した人は…）
「４年ぶりの開催でブランクがあったが、全力を出し切ってこげて良かった」

保存会では地元の若い世代に伝統を引き継ぎ、今後も祭りを残したいと話していました。