四国知事会議が６月６日愛媛県で開かれ、四国新幹線について４県のトップが初めて瀬戸大橋を通る「岡山ルート」で一致し、今後、国に早期導入を要望していくことなどを申し合わせました。

会議には香川県の池田知事など四国４県の知事が出席し南海トラフ地震に備えた防災対策や観光振興策などについて意見交換しました。中でも焦点となったのが、早期実現を目指す「四国新幹線」です。

これまで香川など３県が瀬戸大橋を通る「岡山ルート」で一致していたのに対し、徳島のみ淡路島を経由するルートを主張していました。６日の会議で後藤田知事は。

（徳島県・後藤田正純知事）
「やはり『淡路ルート』になると政府も国会議員もほとんど動きがない中で、形だけ残ってた」
「私の考えはやはり四国４県が一つになって現実的な夢を改めてスタートしたい」

「岡山ルート」でまとまった４県は、今後、国に四国新幹線の『整備計画』への格上げなどについて要望することを申し合わせました。また、大規模な事故や災害などが発生した際、県域を超えてドクターヘリを派遣し合う協定を４県で結び、広域での救急医療体制を強化しました。