全国有数の生産量を誇る岡山産のノリの新しいブランドが商品開発されました。その名も「烏城ブラック」。そこに込めた狙いとは。

（森岡紗衣記者）
「今回発売されるこちらの海苔。なんと、岡山城とコラボしているんです」

黒々として艶やかな岡山のノリ。このノリを全国に売り出そうと県漁業協同組合連合会が開発したのが「烏城ブラック」です。なぞらえたのは漆黒の外観が美しい岡山城天守閣。特徴は見た目だけではありません。

（森岡紗衣記者）
「「烏城ブラック」の味付けのり、さっそくいただきます。磯のいい香りがします。パリッとかみ応えが良くて、磯の風味がすごくしっかりとしていて、最後に口の中には甘味が残ります。とてもおいしいです」

「烏城ブラック」はパリっとした食感とくちどけの良さが特徴で、自慢の味を様々な世代に試してもらいたいと、一般的な味付けをはじめ一味変わったわさびや塩など１１種類を用意しました。５月２３日は発売に先立ち、商品開発を手掛けた漁協の関係者が岡山市の大森市長に「烏城ブラック」の完成を報告しました。

（岡山県漁業協同組合連合会海苔課　山本和弥さん）
「岡山城とのコラボということで、岡山市で生産されているのりを使った商品になっている。今後は岡山にとどまらず、他の県でも岡山ののりという形で皆さんに知ってもらいたい」

岡山が誇る２つの黒のコラボレーションでその魅力を全国へ。「烏城ブラック」は６月２日から岡山城天守閣内の土産物店や岡山市内の郵便局で販売される予定です。