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2023.03.28

口で弓を引き、時速200キロ以上の矢を放つ パラアーチェリー・大江佑弥選手【岡山・倉敷市】

パラアーチェリーで2024年のパリパラリンピック出場を目指す倉敷市出身の大江佑弥選手が伊東市長を表敬訪問し、大舞台を目指す意気込みを語りました。

口で弓を引き、放たれた矢は時速200キロ以上…。数十メートル先の的を射るパラアーチェリー。

倉敷市役所を訪れたのは、倉敷市玉島支所の職員でパラアーチェリーの大江佑弥選手です。大江選手は高校時代、倉敷商業の野球部でレギュラーとして活躍。その後20代で3回、脳出血を発症し、右半身に麻痺が残りました。

28歳の時にパラアーチェリーと巡り合い、厳しい練習を乗り越えた結果、2022年度は初めて日本代表入りし、全国大会でも2度優勝しています。

伊東市長は「市の職員と日本代表の両立をしながら、素晴らしい活躍でパリパラリンピックに向けて頑張ってほしい」と激励しました。

大江選手は「世界のレベルを肌で感じて、次につながる良い経験となった」と1年の活動を振り返り、新年度への決意を新たにしていました。

(パラアーチェリー 大江佑弥選手)
「パリパラリンピックは枠取りの大会に出られるところまできた。なんとしても出場するんだという強い気持ちで、応援を良いプレッシャーにかえながら頑張っていきたいと思う」

大江選手は、パリパラリンピックへの出場権をかけて23年7月にチェコで行われる世界選手権に出場します。