2023.03.10
ヒット商品誕生は“社員との対話”から 日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長【ライブトーク 岡山】
今旬な人に直接会って話を伺う「森夏美のライブトーク」。今回のゲストは、乳製品や菓子など数々のヒット商品を誇る岡山市の企業、日本カバヤ・オハヨーホールディングスの野津基弘社長です。
■日本カバヤ・オハヨーHD社長執務室(岡山市北区駅元町)
(森夏美アナ)
「はじめまして、よろしくお願いします」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「よろしくお願いします」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「この場所が我々の本拠地になっているのはラッキーで誇りに思っている」
JR岡山駅前に本社を構える、日本カバヤ・オハヨーホールディングスの野津基弘社長。テレビでの対談は、今回が初めてだそうです。
(森夏美アナ)
「今年(2023年)で創業77年を迎えられますが、創業の地・岡山に特別な思いは?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「特別です。岡山は当たり前にあるものがとても新鮮だったり、豊かなので、おいしいものやそうじゃないものを分かっている人が多い」 定番のオハヨー牛乳をはじめ、 さくさくぱんだや、 塩分チャージダブレッツなど、数々のヒット商品を生み出すメーカーのトップですが…。 (森夏美アナ)
「特に社長ご自身がお気に入りの商品は?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「こちらです」 (森夏美アナ)
「オハヨー濃(こい)」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「普通の濃い牛乳はバターやクリームを加える。我々は素材のこだわりを引き出すため、水分を抜いて」 (森夏美アナ)
「足し算じゃなくて…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「引き算で」
(森夏美アナ)
「野津社長は牛乳は毎日?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「大好き、よく飲みます。昔からうちの冷蔵庫には6本くらい牛乳が入っている」 「土地土地で作られているものの、(生産者が)大切にしている気持ちを、いかに商品として表現できるかを大事にしている」 (森夏美アナ)
「社員が約3000人いるが…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「私の仕事は営業で外に出るより、社員と語りあう時間が長い」 (森夏美アナ)
「お話をよくされるということですね」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「とにかく話す」
(森夏美アナ)
「実際にコミュニケーションをとられて生まれた商品は?」 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「ブリュレという商品は、もともと焼きプリンを市場に出して、(社員に)『本当にやりたいことがあるなら出してみて』と言って出てきたのが、焼きプリンをアイスでやろうと。本当はブリュレはバニラアイスだが、我々は乳業なのでミルクアイスクリーム(にした)。僕が頼んでやってもらったのではなく、自然に出てきた。僕の方がすごく学ばせてもらった」 人を大事にする…。 その思いは社員だけでなく、地元・岡山の人たちにも向けられています。県内の子供たちを募集し、毎年3月に開催している「岡山子ども未来ミュージカル」も、その思いが形になった一つです。 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「60人が練習をして舞台に上がって、こんな短期間でこれが出来上がるのかという舞台を作り上げる。人生の転機を感じてもらえるのはうれしい。子供たちにもっと多くの可能性を感じてもらうことをしたい」 【人生の転機】
では、野津社長自身の人生の転機は…?
(森夏美アナ)
「導きの箱の中に写真を一枚ご用意いただきました。この写真は登山をされた時ですか?」 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「そうです。1999年2月に南半球最高峰のアコンカグア(アルゼンチン)に登りにいった時の写真。自然の厳しさに触れた時、高山病も体験して、このまま意識なくなるという限界をこえる瞬間があった」
岡山を代表する企業の3代目として生まれた野津社長。この登山で「死」というものを強く意識し、その後、生き方が大きく変わったといいます。
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「生きていることが、いかに奇跡か感じられるようになった瞬間。それまでは『まあいいよ』と受け入れるタイプだったが、初めて『自分はこれをしたい』『こうしよう』『どう思う?』という我が生まれた。不安や恐怖感、下界で起こることは怖いこと何もないなと」 (森夏美アナ)
「悟りというか…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「それに近いかもしれないですね」
【人柄に迫る】
(森夏美アナ)
「ここからは野津社長のプライベートに迫ります」
【休みの日の過ごし方】
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「自分はシティーボーイの一面があると思っていたが、自然の中の方が好きみたい」
(森夏美アナ)
「岡山で自然豊かな場所たくさんありますが」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「(岡山で)ぜひ連れて行ってと社員に言ってるが、なかなかお声がかからない。キャンプとか連れていってくれないかなといつも思っている。(カメラに向かって)思ってまーす(笑)」 【今だから言える失敗談】
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「体重が増えていたので、スポーツをしていたら週3回入れた。調子よくなって、食べすぎてまた太った」
(森夏美アナ)
「かわいらしい失敗談ですね」
おちゃめな一面も持つ野津社長ですが、その目は、常に世界を見据えています。
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「海外に出るのは最大の目標。岡山だけじゃない、日本だけじゃない、全世界を見て何が人類にとって課題なのか直視した上で、世界に対して何ができるか体現していきたい」
■日本カバヤ・オハヨーHD社長執務室(岡山市北区駅元町)
(森夏美アナ)
「はじめまして、よろしくお願いします」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「よろしくお願いします」
(森夏美アナ)
「素晴らしい眺めですね。岡山の玄関口が一望できますね」
「素晴らしい眺めですね。岡山の玄関口が一望できますね」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「この場所が我々の本拠地になっているのはラッキーで誇りに思っている」
JR岡山駅前に本社を構える、日本カバヤ・オハヨーホールディングスの野津基弘社長。テレビでの対談は、今回が初めてだそうです。
「今年(2023年)で創業77年を迎えられますが、創業の地・岡山に特別な思いは?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「特別です。岡山は当たり前にあるものがとても新鮮だったり、豊かなので、おいしいものやそうじゃないものを分かっている人が多い」 定番のオハヨー牛乳をはじめ、 さくさくぱんだや、 塩分チャージダブレッツなど、数々のヒット商品を生み出すメーカーのトップですが…。 (森夏美アナ)
「特に社長ご自身がお気に入りの商品は?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「こちらです」 (森夏美アナ)
「オハヨー濃(こい)」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「普通の濃い牛乳はバターやクリームを加える。我々は素材のこだわりを引き出すため、水分を抜いて」 (森夏美アナ)
「足し算じゃなくて…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「引き算で」
(森夏美アナ)
「野津社長は牛乳は毎日?」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「大好き、よく飲みます。昔からうちの冷蔵庫には6本くらい牛乳が入っている」 「土地土地で作られているものの、(生産者が)大切にしている気持ちを、いかに商品として表現できるかを大事にしている」 (森夏美アナ)
「社員が約3000人いるが…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「私の仕事は営業で外に出るより、社員と語りあう時間が長い」 (森夏美アナ)
「お話をよくされるということですね」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「とにかく話す」
(森夏美アナ)
「実際にコミュニケーションをとられて生まれた商品は?」 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「ブリュレという商品は、もともと焼きプリンを市場に出して、(社員に)『本当にやりたいことがあるなら出してみて』と言って出てきたのが、焼きプリンをアイスでやろうと。本当はブリュレはバニラアイスだが、我々は乳業なのでミルクアイスクリーム(にした)。僕が頼んでやってもらったのではなく、自然に出てきた。僕の方がすごく学ばせてもらった」 人を大事にする…。 その思いは社員だけでなく、地元・岡山の人たちにも向けられています。県内の子供たちを募集し、毎年3月に開催している「岡山子ども未来ミュージカル」も、その思いが形になった一つです。 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「60人が練習をして舞台に上がって、こんな短期間でこれが出来上がるのかという舞台を作り上げる。人生の転機を感じてもらえるのはうれしい。子供たちにもっと多くの可能性を感じてもらうことをしたい」 【人生の転機】
では、野津社長自身の人生の転機は…?
(森夏美アナ)
「導きの箱の中に写真を一枚ご用意いただきました。この写真は登山をされた時ですか?」 (日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「そうです。1999年2月に南半球最高峰のアコンカグア(アルゼンチン)に登りにいった時の写真。自然の厳しさに触れた時、高山病も体験して、このまま意識なくなるという限界をこえる瞬間があった」
岡山を代表する企業の3代目として生まれた野津社長。この登山で「死」というものを強く意識し、その後、生き方が大きく変わったといいます。
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「生きていることが、いかに奇跡か感じられるようになった瞬間。それまでは『まあいいよ』と受け入れるタイプだったが、初めて『自分はこれをしたい』『こうしよう』『どう思う?』という我が生まれた。不安や恐怖感、下界で起こることは怖いこと何もないなと」 (森夏美アナ)
「悟りというか…」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「それに近いかもしれないですね」
【人柄に迫る】
(森夏美アナ)
「ここからは野津社長のプライベートに迫ります」
【休みの日の過ごし方】
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「自分はシティーボーイの一面があると思っていたが、自然の中の方が好きみたい」
(森夏美アナ)
「岡山で自然豊かな場所たくさんありますが」
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「(岡山で)ぜひ連れて行ってと社員に言ってるが、なかなかお声がかからない。キャンプとか連れていってくれないかなといつも思っている。(カメラに向かって)思ってまーす(笑)」 【今だから言える失敗談】
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「体重が増えていたので、スポーツをしていたら週3回入れた。調子よくなって、食べすぎてまた太った」
(森夏美アナ)
「かわいらしい失敗談ですね」
おちゃめな一面も持つ野津社長ですが、その目は、常に世界を見据えています。
(日本カバヤ・オハヨーHD 野津基弘社長)
「海外に出るのは最大の目標。岡山だけじゃない、日本だけじゃない、全世界を見て何が人類にとって課題なのか直視した上で、世界に対して何ができるか体現していきたい」