１泊１０００円で移住体験…地域活性化に向けた新たな取り組みです。リノベーションした古民家で移住体験ができる取り組みが、倉敷市下津井で始まりました。

古い町並みが残る下津井地区に、３月１日オープンした下津井シービレッジハウス。

（下津井シービレッジプロジェクト　牧信男会長）
「ここはもともと豆腐店。リノベーションしてお試し住宅のためにつくり変えた」

地元の地域おこし団体が築約１００年の住宅を改修し、１階と２階でそれぞれ１部屋ずつ２組が滞在できる施設に生まれ変わりました。

この古民家を活用し、倉敷市が始めたのは、県外在住の人がその土地の暮らしを体験することで、移住のきっかけを作るプログラムです。最大１４泊まで滞在でき、滞在期間には地域活動などのアクティビティに参加してもらう事で、地元の人々や地域の魅力に触れてもらいます。

（下津井シービレッジプロジェクト　牧信男会長）
「海に出て山に出て、まちに出るとジーンズストリートなどもある。こういったところをいっぱい堪能してもう一度人生を見直し、このまちに住んでみたいと思ったらどんどん来てほしい」

下津井地区の高齢化率は４０％を超えていて、人口減少は深刻な課題です。この事業をきっかけに移住、定住者を増やし、まちづくりにつなげるねらいです。

（倉敷市　くらしき移住定住推進室　清水祐介さん）
「たくさんの人にこの場所を知ってもらい、地域の人が移住者に来てもらう活動を積極的にしているので、そういった地域の人ともつながってもらい、ゆくゆくはこの場所の活性に繋がれば」

利用は県外在住者限定で、料金は１組１泊１０００円です。

格安で体験できる「お試し」移住。専用のホームページからの予約が必要です。