食品ロスとなりそうな商品を安く販売するスーパーが今、各地で誕生しています。そんな中、３月２日、岡山市に新たな店舗がオープンしました。

店番を務めるのは障害者。就労の場を確保しながら社会課題を解決する取り組みです。

カップ麺は６５円、ペットボトルのお茶も６５円と格安です。
岡山市北区の表町商店街にオープンしたのは、食品ロスとなりそうな商品を専門に扱う『ありがとう商店』です。

賞味期限が迫ったり切れたりして廃棄する予定の商品などを安く仕入れていて、約２００種類の食品は一般的なスーパーの５割から７割の価格で販売されています。

店を運営するのは、岡山市の就労継続支援Ａ型事業所「ありがとうファーム」で、障害のあるスタッフ５人が、品出しやレジなどの仕事を担当しています。

（ありがとう商店　中村大輔リーダー）
「レジのやり方、マニュアルを作ったり、レジで客がどう快く会計できるかについて力を注いでやってきた」

（ありがとうファーム　木庭康輔代表）
「この店を通して、自分の仕事がよりより社会、持続可能な社会を作ることにつながっているんだと実感を持って、生き生きと働いてほしい」

ありがとう商店では今後、店内で調理した弁当の販売なども計画し、商品を充実させたいとしています。