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2023.02.24

「家族がまだウクライナに」侵攻1年 県内の避難民たちの思い 10世帯12人が生活【岡山】

ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、2月24日で1年となります。軍事行動が長期化する中、岡山県内に避難したウクライナ人や、避難生活を支える人たちの今の思いを取材しました。

24日に岡山県庁を訪れたのは、県内に避難してきたウクライナ人8人と、ウクライナ出身で倉敷市に住むリリヤ・バビィさんです。

県内では現在、10世帯12人のウクライナ人が避難してきています。リリヤさんらは伊原木知事に支援に対する感謝を述べたうえで、ウクライナでは医薬品が不足しているほか、支援物資として届いた医薬品の文字が読めず翻訳してほしい、などの要望を伝え、さらなる支援を求めました。

(倉敷市在住 リリヤ・バビィさん)
「今までもこれからもウクライナはずっとがんばっていることを忘れてほしくない。皆さんの応援が力になる」

(岡山県 伊原木隆太知事)
「難してきた人に対する支援と並行して、ウクライナに対する支援についても、もう少し工夫していきたい」

このあと県内に避難したウクライナ人らは、倉敷市役所で募金活動を行いました。集まった募金は全額ウクライナへの支援物資の購入に役立てられます。

(ウクライナから避難 カテリーナ・オスタポウィッチさん)
「家族がまだウクライナにいるので、とても心配」

(ウクライナから避難 アリサ・ヤセンチュックさん)
「『戦争が始まった』というのは、人生で1番怖い言葉。平和な国がほしい」

岡山県内で暮らしている避難民は現在、岡山市4世帯6人、倉敷市5世帯5人、総社市1世帯1人の12人です。