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2023.02.07

指導者を確保しマッチング! 休廃部相次ぐ中学校の部活動 三豊市が専門組織立ち上げ【香川】

公立中学校で部活動の地域移行を進めるため、三豊市は2月、専門の組織を立ち上げました。こうした取り組みは香川県では初めてで、先進的な事例として注目されそうです。

三豊市では2月7日、地域移行を担う「文化・スポーツ振興事業団」の事務所がオープンしました。これから学校と部活指導員のマッチングや環境整備などを行います。

市内には公立中学校が7校ありますが、競技経験のある教員が少なくなるなどして休部や廃部が相次いでいます。事業団は、時給制で指導ができる民間の人材を探していて、すでにソフトテニスなど10競技で15人を確保しています。

(市文化・スポーツ振興事業団 正田尚記事務局長)
「中学校に入り、自分がやりたいスポーツができないことが増えている。事業団が(子供が)やりたいスポーツをやらせてあげたい」

国は教員の負担軽減と部活動を守るため地域移行を促していますが、香川県内での専門組織の立ち上げは初めてです。指導員の確保や費用負担などの課題がある中、三豊市は先進的なモデルを示したいとしています。