津山市に古くから伝わる横野和紙で卒業証書を作ろうと地元の小学生が手すき和紙づくりに挑戦しました。

卒業証書づくりに挑戦したのは津山市立高田小学校の６年生、１９人です。

子供たちは１年生の頃から岡山県の郷土伝統的工芸品にも指定されている横野和紙について学んでいて、６年生になると卒業証書に使う和紙をつくるためこの工場を訪れます。

子供たちは職人の上田繁男さんの手ほどきを受けながら和紙の原料ミツマタの入った液を桁と呼ばれる専用の道具ですくい前後に動かし紙をすいていました。

（児童は…）
「しわができたり、重かったので大変だった」
「世界に一つだけの卒業証書なので、すけてうれしかった」

すいた和紙は自然乾燥などをさせたあと、２０２３年３月の卒業式で卒業証書にして子供たちに手渡されます。