１年５ヵ月の令和の大改修を終え、新たな歴史がスタートです。岡山市のシンボル、岡山城が１１月３日リニューアルオープンしました。

１年５ヵ月かけ、耐震やバリアフリー化などの改修工事が行われてきた岡山城。「烏城」とも呼ばれる漆黒の外壁も塗り直され、３日リニューアルオープンを迎えました。

（生本ひなの記者）
「たった今岡山城が開城し、続々と入城していきます」

一新された天守閣内の展示は、岡山市出身の歴史家、磯田道史さんの監修。岡山ゆかりの人物や、歴史が体験型の展示や映像などで分かりやすく紹介されています。

オープン初日は、朝から幅広い世代の人が訪れ、刀の重さが実感できるコーナーや、歴代の城主が眺めた天守閣の最上階からの眺めを楽しんでいました。

（訪れた人は…）
「お殿様になった気分」
「すごい楽しい」
「きれいになった。前と比べて全然良い」
「磯田先生のコメントがすごく面白い。いろいろ勉強になる」

（岡山市　大森雅夫市長）
「岡山の先人たちの 歴史を伝えることができた。大人から子供まで楽しめる設備も整ってくるので、市民や県民にぜひ利用してもらいたい」

観光客も、地元の人も楽しめる新・岡山城。市は今回のリニューアルで、コロナ禍前の１．３倍以上の来場者を目標としています。