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2022.09.28

江戸時代の経済力物語る 「戸田家住宅 主屋」国の登録有形文化財に【岡山・新見市】

江戸時代に建てられた新見市にある庄屋の屋敷、「戸田家住宅主屋」が国の登録有形文化財に登録されることになりました。

国の登録有形文化財に登録されるのは、新見市上熊谷の戸田家住宅主屋です。戸田家は、江戸時代に庄屋を務めた旧家で、登録される屋敷は江戸時代後期の1786年に建築されたと見られています。

屋根は入母屋造りで当時の建築様式を残し、外壁は土壁や漆喰で仕上げられています。中2階の壁は「なまこ壁」。窓の周囲は、漆喰で塗られ、格子のある窓「虫籠」が品格を感じさせます。また、屋根などを支える大きな梁は威厳があり当時の経済力を物語っています。

(戸田家の子孫 戸田豊さん)
「認めていただいたということで大変ありがたく思う。皆さんに活用してもらえるような機会が増えたらいい」

今回の登録で岡山県内の国の登録有形文化財は105カ所、346件になります。