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2022.09.15

12年ぶりトップ交代 「さぁ一緒に一歩を」池田県政がひらく道とは…【香川】

12年ぶりに香川県政の新たなリーダーとなった池田豊人知事が就任して10日が経ちました。

新型コロナや物価高騰など、課題が山積する中での船出となった池田知事に、県政運営の方針を聞きました。

(池田豊人知事)
「ワン・ステップ・トゥギャザー!県民の皆さんと一緒に前に行きましょう。どんな政策にしても意識しながら進めたい」

9月5日に就任した香川県の池田知事。県政のキャッチフレーズをこのように述べた上で、人口減少や厳しい地域経済を念頭に、大きな3つの方針を示しました。

(池田豊人知事)
「まず県民100万人計画。子供の数が減ってきて、将来が心配だという声を聞いた。何とか局面を変えたいと思っている。若い世代、共稼ぎが増えて、昔と比べて子育てが難しくなっている。そこを社会全体でサポートしたい。それからデジタル田園都市100計画。生産拠点としての力を発揮することで香川が活性化し、国全体の経済もけん引できる存在になれる。それからにぎわい100計画は観光面が大きい。瀬戸内の島は香川県だけの財産。国の内外からたくさんの人に来てもらうのが一番の中心にした政策」

こうした独自の方針に加え、池田知事は前の浜田県政の継承も掲げています。

(池田豊人知事)
「浜田県政ですばらしいことが2つある。うどん県。それだけじゃない香川県というキャッチフレーズで知名度が高まった。もう一つが、高松空港の国際定期便が増えた。中四国の中でも突出して増えていて、コロナ禍前はインバウンド客が急増した。地方の観光の可能性を香川が示せた。これをさらに伸ばしていきたい」

そして、緊急的に取り組むこととして、物価高騰と新型コロナ対策を挙げました。

(池田豊人知事)
「まずは現下の物価高騰が求められている。特に肥料や燃料や飼料など、直接的影響のある人への緊急の支援が求められているので、しっかり取り組む。新型コロナウイルス対策では、医療体制がひっ迫しないために、必要なところに医療スタッフのエネルギーが回るような対策を優先する。新しいワクチンも出てくるので、全体としてスピードアップして、ワクチン接種ができるように進めたい」

県民とともに県政を前に進める姿勢を打ちだした池田知事。課題が山積する中、その手腕が問われます。

OHKでは、池田知事に今後の県政運営について聞いた特別番組を、9月17日午前10時25分から放送します。