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21歳のウクライナ女性 倉敷避難1カ月でバイトも開始 家族と離れ心の支えは…【岡山】

2022.08.17

21歳のウクライナ女性 倉敷避難1カ月でバイトも開始 家族と離れ心の支えは…【岡山】

ウクライナ侵攻の戦禍から1カ月前に倉敷市に避難してきた女性。日本での生活にも徐々に慣れ始めた今、何を思い、何を求めているのか、聞きました。

ウクライナ北西部の町、ルツクから倉敷市に避難してきたアリサ・ヤセンチュックさん、21歳。日本での生活は、8月17日でちょうど1カ月を迎えました。通っている日本語学校や倉敷市のサポートを受けながら落ち着いた生活を送っています。

(アリサ・ヤセンチュックさん)
「日本の野菜は全然分からない。初めて見た。どうやって使うのか分からない。これ全部(分からない)。レンコンやゴボウもウクライナにはない」

8月からはアルバイトも始めたアリサさん。大学では日本語を学んでいましたが、実際の接客の仕事では漢字や敬語の難しさに直面しています。

(アリサさん 接客の様子)
「領収書とお客様アンケート良かったらご覧下さい。少々お待ちください」

ポーランドに避難している家族と離れ、1人で日本に来たアリサさん。心強い存在もできました。同じ倉敷市に住むウクライナ人のリリヤさんです。8月7日には、リリヤさんが企画したウクライナを支援するチャリティーイベントも手伝いました。母国語で話せる存在は、大きな支えになっていると言います。

(アリサ・ヤセンチュックさん)
「ウクライナ人と話したいと思うことがある。リリヤさんも手伝ってくれて本当にありがたい。リリヤさんは歳上だがそれを感じない」

岡山県内には現在、アリサさんを含む7人のウクライナ人が避難しています。日本で暮らし始めて1ヵ月。家族と離れ、消えることはない不安の中で自立した生活を送ろうと懸命に前を向いています。

(アリサ・ヤセンチュックさん)
「学校に行ってアルバイトをして、週末はどこかに行ったり、友達と遊んで普通の生活。とんでもない事はもう欲しくない。静かで普通の生活を送りたい」