備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。北朝鮮のミサイル発射で高まる緊張。いざという時の行動のポイントを押さえましょう。

（防災士　新田俊介記者）
「これから聞いていただくのは国民保護サイレンです。ミサイル落下などの危険が迫った時には、防災行政無線で、このサイレンが放送されたり、携帯電話に速報メールが届いたりします。情報を受け取ったら、速やかな避難が必要です」 ■「猶予は数分　ミサイルへの備え」

５年前の映像です。 北朝鮮が発射したミサイルは、１０分足らずで北海道の上空を通過し、テレビはすべてのチャンネルがこの画面となりました。こうした情報は、国民に緊急事態を知らせるＪアラートを通じて出されます。 ■「事前の意識付けを」

避難が呼びかけられた場合に取るべき行動は、岡山・香川両県のホームページに掲載されています。

屋外にいる場合は、近くの建物の中や地下に避難する。 適当な建物が無い場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭を守る。 屋内にいる場合は、割れたガラスでケガをしないよう、窓から離れるか、できれば窓の無い部屋に移動するとしています。 押さえてほしい備えのツボはこちら。ミサイルへの対応では、わずかな時間の行動がカギを握ります。発表される情報の仕組みをあらかじめ把握し、冷静な対応が必要です。