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2022.02.04

さようなら…「岡山ロッツ」2月末で閉店 表町エリアのシンボル姿消す【岡山・岡山市】

岡山市中心部表町エリアにある商業施設、岡山ロッツが2月末に閉館します。

中心市街地で若者文化をけん引してきた施設の終えんに思うことは…。関係者を取材しました。

20年余りの歴史に幕を下ろす岡山ロッツです。

オープンから営業を続ける生活雑貨店のロフトはすでに閉店セールも始まっていてアイテム数は通常時の約4割だといいます。

2000年11月岡山ロッツがオープンした時の映像です。当時、ロフトの出店は大阪より西では初めて。CDショップのHMVやスターバックスコーヒーなど岡山初出店となる店が多く開館前から長蛇の列ができました。

(岡山ロフト 村上聡美店長)
「当時レジの最後尾が見えないくらいの賑わいですごく興奮したのを覚えています。」

しかし、建物の老朽化や店舗周辺の環境の変化から2月末での営業終了を決めました。

(客は…)
「(オープン)当時から来ていました。岡山にロフトが無かったからやったーと思って。」
「豊富に色んなものがある。寂しいよね。」

閉店を惜しむ声は地元からも…。

近くにある表町商店街です。中之町商店会理事長の片山さんは、ロッツの閉館にある思いがあるといいます。

(中之町商店会 片山進平理事長)
「(今ロッツの場所には)当時いづみという商業施設があって、その中に婦人服のカタヤマがあった。母が営業のトップで私は子供のころ遊びに行っていた。」

ロッツのある場所はかつて、スーパーの「いづみ」でした。

(中之町商店会 片山進平理事長)
「買い物が元気な時代で皆それを求めていた。おしゃれな人が多くてキラキラしていた。」

「いづみ」はその後フィッツになり、現在の岡山ロッツへ…。建物はこの場所で約半世紀、表町エリアの核の1つとして存在してきたのです。

(中之町商店会 片山進平理事長)
「全国でも人気がある店が入っているので、それがなくなると(表町から)若者が減るので若い人をいかに集めるか考えていかないといけない。」

表町の発展にも貢献してきた岡山ロッツ。運営会社は今後について「詳しい計画が確定した段階で改めてお知らせします」としています。