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「コロナ禍で日本に入国できない」…外国人留学生が訴え 日本語学校などが交流会を開催【岡山・岡山市】

2021.07.21

「コロナ禍で日本に入国できない」…外国人留学生が訴え 日本語学校などが交流会を開催【岡山・岡山市】

コロナ禍で海外から日本への入国制限が長引く中、多くの留学生が来日できずにいます。

そんな外国人留学生の受け入れを願い、岡山市の日本語学校などが7月19日、交流会を開催しました。

(待機留学生マリアさん・コロンビア出身)
「前に進めないし後戻りもできない。」

(待機留学生ユーさん・台湾出身)
「いまは退職して日本入国を待っているので金銭的に生活が厳しい。」

19日に開かれたオンラインでの交流会です。

日本で学ぶことを目指しビザを取得したものの、コロナ禍の入国制限で来日ができず待機している状態の学生など約60人が参加し、その苦しい胸の内を訴えました。

(待機留学生マリアさん・コロンビア出身)
「留学する国を変えるかもしれない。でもつらい。小学生の頃から夢みて頑張ってきたことだから。でも忍耐は無限ではない。」

(主催者で留学生を支援するダビデ・ロッシさん)
「日本人はG7諸国に観光や留学にいけるが、G7諸国の留学生は日本に入国できない。どうなったら受け入れるのか、計画もしめされていない。」

外国人留学生の日本への受け入れは、一部の国費留学生などを除いて現在、ストップされていて、母国で待機している学生の数は約2万7000人にのぼると推定されています。

会を開催した有志グループの一員、岡山外語学院でも、約80人の学生が入国できていません。

(岡山外語学院 森下明子副理事長)
「一緒に勉強できる日を教職員一同、心待ちにしている。その日が一日も早くやってくるよう、我々できることをしっかりやっていく。」

交流会の様子は、YouTubeで公開されていて、主催者は多くの人に外国人留学生の現状を知ってもらいたいとしています。