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新型コロナによる死者岡山で急増 半数以上が5月に死亡 その背景は?対策は?【岡山】

2021.05.26

新型コロナによる死者岡山で急増 半数以上が5月に死亡 その背景は?対策は?【岡山】

21人…これは直近1週間に岡山県内で亡くなった新型コロナ患者の数です。感染拡大に伴い急増する死者数、その背景を医師に聞きました。

(岡山県コロナクラスター対策班 藤田浩二感染管理医師(津山中央病院))
「確かにコロナはただの風邪のようにも見える、実際ほとんどの人にとってはただの風邪だと思う。しかし一部の人は本当に死ぬことは理解してほしい。」

岡山県の新型コロナクラスター対策班のメンバー、藤田浩二医師です。変異ウイルスに感染した患者の容体急変の早さに驚かされているといいます。

(岡山県コロナクラスター対策班 藤田浩二感染管理医師(津山中央病院))
「自分のことが自分でしっかり出来る元気な人が亡くなっている。明らかにこれまでと流れが違う。」

岡山県で確認された新型コロナ患者の死者はこれまで95人(25日現在)、その半数以上の51人が5月に入ってから亡くなっています。

さらに、直近1週間の死者は21人と前の週に比べてほぼ倍増。こうした死者急増の背景には感染力が強く重症化しやすい変異ウイルスの脅威があるといいます。

(岡山県コロナクラスター対策班 藤田浩二感染管理医師(津山中央病院))
「変異株によって亡くなる人が増えているという可能性も十分ある。変異ウイルスが持つ感染力や重症化させる力も変わっている可能性がある。患者の数自体が爆発的に増えている。患者の数が増えると致死率がこれまで通り仮に2%だとしても絶対数だと大きな死者数になってしまう。」

岡山県内では新規感染者の約8割が変異ウイルスに感染しているということです。

大切な人をコロナで亡くさないために、藤田医師は、改めて基本的な対策の徹底を訴えます。

(岡山県コロナクラスター対策班 藤田浩二感染管理医師(津山中央病院))
「大変なことが起きているように見えるが結局本質的には風邪に全部置き換えてもらったらいい。」

とにかく風邪をもらわない、移さないことを意識して個々でできるシンプルな工夫(手洗い・マスク・3密回避)を徹底してほしい。」