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「緊急事態宣言」後 初の平日 対応を迫られる飲食店の苦悩【岡山・岡山市】

2021.05.17

「緊急事態宣言」後 初の平日 対応を迫られる飲食店の苦悩【岡山・岡山市】

16日、岡山県に「緊急事態宣言」が出されてから初めての平日を迎えました。

通勤・通学の様子や、対応に迫られる飲食店を取材しました。

午前8時ごろのJR岡山駅です。

到着した電車から通勤通学客が次々に降りてきて、ホームと改札は混雑していました。

(利用客は…)
「普通通り。多少減ってるかな」「電車の中はいつも通り。特に学校が休みになっているわけではないので。接客業なのでテレワークは難しい」

岡山駅は、宣言前と比べ、大きな変化は見られなかったようです。

JRでは、時差出勤などを呼びかけています。

岡山市中区の地ビールレストラン「酒工房独歩館」も対応に追われています。

(酒工房独歩館 河田直之マネージャー)
「お酒が飲めないということで、客足が遠のいている。予約は半分以下。正直予約がない日もある」

店では、料理のテイクアウトや、出来立てのクラフトビールの持ち帰りを始めるなど、売り上げの減少幅を抑えこもうと懸命です。

県の要請に従い、酒類の提供をやめ、レストランは午後7時に閉めざるを得ない状況です。

(酒工房独歩館 河田直之マネージャー)
「売り上げのお酒が占める割合は、平日で3割、週末で4~5割、厳しい。まずは安心してお酒を飲んで食事が出来る社会になれば」

店では、子供向けのテイクアウトメニューの開発など、家庭で楽しめる商品展開も検討し、何とか、この状況を乗り切りたい考えです。