障害者の芸術活動や就労を支援する拠点施設が岡山市中心部に開設されることになり、３月１６日、起工式が行われました。

岡山市北区の下石井公園では、関係者が鍬入れなどして工事の安全を祈りました。

この施設は、障害者の芸術活動や就労支援に取り組む一般社団法人「岡山障害者文化芸術協会」が整備するもので、鉄骨２階建て、延べ床面積は約６７０平方メートルです。

１階は障害者のアーティストが働く事業所のほか、カフェやアートギャラリーも併設されます。２階には、一般企業への就職を目指して訓練する事業所が整備される予定で総工費は約３億円です。

（一般社団法人岡山障害者文化芸術協会　阪本文雄代表理事）
「障害者の働く場として、中でもアーティストが働く場として機能して行けば。働く姿を見てもらって理解が深まって行けば。」

２０１７年の都市公園法改正で公園内への福祉施設設置が可能となり、市内で初めて適用されます。

岡山市では市中心部のにぎわい作りにもつなげたい考えで、施設は２０２１年１１月に開館する予定です。