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緊急事態宣言解除で東京へのルート正常化は?地域経済にも影響【岡山】

2020.05.27

緊急事態宣言解除で東京へのルート正常化は?地域経済にも影響【岡山】

首都圏で緊急事態宣言が解除され第2波へ警戒しながら経済活動を本格化させる段階に入りました。地域経済にも深く関わる東京へのルート、正常化への道を探りました。

世の中の上向きムードをよそに、5月26日の岡山空港は静まり返っていました。すべての定期便が運休し、飲食店や土産物店はほとんど閉まっています。
(払い戻しに来た人)
「寂しいね。早くにぎわうようになればいいけど」 
岡山空港を発着する東京便は6月1日から全日空の1往復が運航を再開しますが、残りの9往復は少なくとも6月14日までの運休が決まっています。
(新田俊介記者)
「一方、こちらはJR岡山駅です。改札付近の張り紙で今後の運行計画を伝えています」
JR西日本は、現在本数を半分に減らしている「のぞみ」を6月1日から全便運行することを決めています。利用者の数が徐々に増えることを見据え、車内が混雑しないようにするための対応です。
また、高速バスは四国や九州方面への6月の運行再開が決まっていますが、東京便は7月上旬以降の再開となる見通しです。政府は首都圏との往来を6月18日まで
慎重に検討するよう求めていて、岡山県の伊原木知事も会見で次のように述べました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「最初に解除されたところとは時間をおいて対応すべき。急に東京行き放題ということはない」
ビジネスやレジャーなど、経済の回復に大きくかかわる東京への移動ですが、正常化へはもうしばらく時間がかかりそうです。