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2023.05.08

「新型コロナ5類移行」で変わるまちの風景 飲食店の認証制度も終了 デパートの対応は様々【岡山・香川】

3年以上に渡ったコロナ対策は、大きな転換期を迎えました。新型コロナの法律上の位置付けが、5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。

(前川裕喜記者)
「香川県庁では、長く使われた警戒レベルの掲示が役目を終えることになりました」

香川県庁では8日朝、健康福祉部の職員が、警戒レベルを示す紙や感染防止対策を求める紙をはがしました。5類への移行に伴い、香川県・岡山県でも対策本部や対処方針を廃止し、感染対策の要請が終了しました。今後、感染対策は個人の判断に委ねられます。

(香川県健康福祉総務課 石塚博文主幹)
「県民の皆さんには長期間感染症対策に協力してもらった。今後は自主的な取り組みをベースとしたもので、引き続き感染対策に取り組んもらいたい」

一方、高松市内の飲食店では…。

(中村香月記者)
「この店では、感染防止対策として設置されていたパーティションが取り外されていきました。コロナ前の光景が少しずつ戻ってきているようです」

この店では、8日のオープンを前に、飛沫防止対策として設置していたパーティションや、レジ前のカーテンが取り外されました。

香川県では、新型コロナの感染防止対策に取り組む飲食店を認証する制度を2021年6月に導入。約2900の店が認証を受けていましたが、制度は5月7日で終了し、これからの感染防止対策は、店ごとに委ねられることになります。この店では、大部分はコロナ前の形に戻されましたが、従業員のマスクの着用や出入口などへの消毒液の設置は、継続するということです。

(神童ろ 北島準章店長)
「これから気兼ねなく飲食店に来やすくなる環境が整ってきたという印象を受けている。安心して食事ができるような環境を整えながら、長く店で楽しんでもらえるように対策を整えていきたい」

岡山市北区のデパート、岡山高島屋は、従業員のマスク着用を当面継続する方針です。また来館者へ感染対策を促すポスターは7日までに全て撤去し、館内放送も廃止しました。ただ、消毒液は店舗入り口やイベント会場など一部で残し、引き続き感染防止対策を行うということです。

(岡山高島屋 片山進さん)
「客のほとんどがまだマスクをしている。情勢を見ながら対応していく」

岡山・香川のデパートでは、岡山市北区の天満屋は従業員のマスク着用を当面継続する方針です。また、高松市の高松三越は個人の判断にゆだねるということです。