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バド桃田賢斗選手の恩返し 新型コロナで苦しむ地元にエール【香川】

2020.05.29

バド桃田賢斗選手の恩返し 新型コロナで苦しむ地元にエール【香川】

東京オリンピックで金メダルを狙う三豊市出身のバドミントン、桃田賢斗選手が、地元を励まそうとメッセージを寄せました。その背景にあるのは恩返しの気持ちでした。

(桃田選手の動画)
「色々なアスイートと一緒に香川を支援したいこのつらい時期を乗り越えまた皆さんに会えるのを楽しみにしている」

桃田選手が所属するマネジメント会社が制作した動画です。同じ会社に所属するサッカー日本代表、香川真司選手などと共にエールを贈っています。三豊市出身で世界ランキング1位、2021年の東京オリンピックで金メダルを狙う桃田選手。

地元を励まそうと、動画と共にリストバンド1000個、メッセージレター1000部、不織布のマスク2000枚を香川県に贈りました。

(前川裕喜)
「リストバンドを付けると桃田選手とつながれる。そんな気持ちになる。こうした寄贈にはあの事故が背景にある」

桃田選手は2020年1月、遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、大けがをしました。メッセージレターには、その時に受けた励ましのことが書かれていました。

(メッセージ)
「自分が事故にあった時多くの人たちに元気や勇気をもらいました。今度は僕が皆さんに何か出来る事。この活動を通じて行っていきたい」

今回の寄贈は桃田選手の恩返しでもあるのです。

(香川県交流推進課 梅本幸作 課長補佐)
「けがをした時は県民も心配したが今は回復された。現在は(コロナで)全国的に大変な状況で(その時の恩を)返してもらえてありがたいと思う」

県ではリストバンドなどをバドミントンをしている県内の高校生や中学生に贈るほか、動画をホームページで公開しています。