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2022.11.04

中国地方初進出 蒜山「道の駅」隣に“マリオットホテル” その狙いとは…【岡山・真庭市】

円安や水際対策の緩和を追い風に、インバウンド客の取り込みを狙います。真庭市の蒜山高原に、11月4日、中国地方初進出となる外資系ホテルがオープンしました。

真庭市の蒜山三座のふもとにオープンした「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山蒜山高原」。世界的な高級ホテル、ザ・リッツ・カールトンなどを運営するアメリカのマリオット・インターナショナルと、住宅メーカー大手の積水ハウスが手がけました。

99ある客室は、ツインルームが中心。宿泊料金は1室単位で、1泊、1万4520円からです。サイクリングやウインタースポーツを楽しむ人向けのスペースも設けられています。

(マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当 カール・ハドソン代表)
「インバウンド客が今後戻り、このホテルは成功するだろう。常に新しい目的地を探している。インバウンド客にとってこのエリアには様々な魅力がある」

(新田俊介記者)
「このホテルの大きなポイントが宿泊特化型だという点です。実は、館内には食事を提供するレストランはありません」

その訳は、ホテルの立地にあります。道を挟んだ向かいにあるのが、「道の駅 風の家」。国内にあるフェアフィールド・バイ・マリオットのほとんどは、道の駅に隣接していて、地元の人との交流やグルメを楽しんでもらおうという狙いがあります。

水際対策の緩和や円安の影響もあり、宿泊客の半分は、海外からのインバウンド客を見込んでいます。

(真庭市 太田 昇市長)
「この地域の食を楽しんでもらう。それが農業や飲食業 サービス業などの繁栄につながる。真庭が素晴らしいと言われる 拠点になってほしい」

フェアフィールド・バイ・マリオットは、2023年春、津山市の「道の駅 久米の里」のそばにもオープンする予定です。

新たな旅の拠点は、地域経済の活性化にもつながるのか。期待がかかります。