１０月から「ＧｏＴｏトラベル」に代わる観光支援策、「全国旅行支援」が始まります。岡山県でも実施が決まり、秋の行楽シーズンを迎える倉敷市の観光地からは期待の声が上がっています。

（観光地では）
「今まであまり旅行に行けなかったので、たくさん行きたいところがある」
「行動できるようになってうれしい」
「九州、東北にも行きたい」

その背中を押すのが、１０月１１日から始まる国の観光支援策、「全国旅行支援」です。岡山県も現在実施している「県民割」の対象を全国に広げ、１泊１人あたり最大８０００円割引くほか、旅先で使えるクーポンなどを配付します。

（土産物店は）
「おかげさまで（県の）旅割の１０００円券でお土産を買ってくれるお客さんも多い。全国的にあるともっと良いと思う」
「県や国がある程度の支援をしてくれてありがたい」

倉敷市の美観地区にあるホテル、倉敷アイビースクエアです。コロナ禍で利用客が大幅に減りましたが、現在は８割程まで回復したといいます。

（倉敷アイビースクエア宿泊部・枝元勝利次長）
「県民割が宿泊予約の下支えになって、特に７・８月になり客足が伸びてきていると肌で感じる」

今回の支援策が発表された９月下旬頃から予約に関する問い合わせが急増。首都圏を含む全国に対象が広がることで、回復しつつある需要に拍車がかかるのではと期待を寄せています。

（倉敷アイビースクエア宿泊部・枝元勝利次長）
「特にこの１０・１１月は繁忙期ということで、その更なる起爆剤になれば」

ＧｏＴｏトラベル以来、約２年ぶりとなる全国を対象にした旅行支援策。これを足掛かりに観光地にさらなるにぎわいを呼び込むことができるのか、注目されます。