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岡山放送

2022.09.28

無償で食料品や日用品を提供 ”公共冷蔵庫”で広がる支援の輪 1日40~80世帯が利用【岡山・岡山市】

国連で「SDGs」、持続可能な開発目標が採択され9月、7年を迎えました。9月27日からシリーズで岡山・香川の取り組みをお伝えしています。28日は岡山市にある「公共冷蔵庫」と呼ばれる生活困窮者を支援する施設を取材しました。

岡山市北区の商業施設、ブランチ岡山北長瀬の駐車場の横に大きな倉庫型の施設があります。中に入ってみると…。

(中村香月記者)
「中には食材や飲み物などが並んでいるほか、このように業務用の冷凍庫が設置されています」

「公共冷蔵庫」と呼ばれるこの施設は、約2年前に岡山市の一般社団法人によって設置されたもので、生活に困窮するひとり親世帯などが無償で食料品や日用品を受け取ることができます。

(北長瀬エリアマネジメント 石原達也代表理事)
「日本はどちらかというとシングルの女性の相対的貧困率が高い。そういう意味でもそこの問題の解消というところが大きい」

現在は、400世帯が登録していて、1日あたり40世帯から80世帯が利用しているということです。

(利用者は…)
「私はシングルマザーなのですごく助かっている。おむつやミルクなど子供の用品が一番助かる」

公共冷蔵庫に並んでいる食料品や日用品は、すべて個人や企業から寄付されたものです。28日までに1043人と117の企業・団体から物品が届けられました。

(北長瀬エリアマネジメント 石原達也代表理事)
「寄付くださる方も自分が子供の頃に苦しかったり、そうした時に岡山のいろんな人に助けてもらい岡山の人に還元したいとしたいということで、寄附してくれる人がたくさんいる。多くの人がつながって支えてくれていると感じる」

寄付される食料品の多くは、賞味期限などが近づいたもので、企業にとっては、食品ロスを減らす有効な手段にもなっています。

(北長瀬エリアマネジメント 石原達也代表理事)
「まちの中で人と人がいろいろな形で助け合うということを、ある種現代版というかスマートフォンを使ったり、DX的なことを使っていきながら新しい助け合いを増やしていきたい」

受け取る側にとっても寄付する側にとってもメリットがある「公共冷蔵庫」。SDGsが掲げる17の目標を達成するための持続可能な取り組みとして今後、ますます注目されそうです。