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2022.08.12

元「歌うお巡りさん」は今…5年前に県警を退職 ”地域の安全安心”を願う気持ちは変わらず…【岡山】

岡山県警の元警察官が、県内の観光地や特産を歌詞に取り入れた歌を作りました。歌を通じて地域を知って欲しい…。退職後も願うのは“地域の安全安心”です。

(歌)「♪蒜山高原、奥津渓、美作三湯でくつろいで、千屋牛料理でご満悦」

岡山県内の観光地や特産を歌詞に取り入れ、思わず口ずさみたくなるこの歌。作ったのは…

(篠田吉央アナウンサー)
「岡山市のラジオ局です。こちらでパーソナリティーを務めている男性。元岡山県警の警察官です」

(塚本定男さん)
「夏休み期間中に家出をしたり、夏のイベントで出かけて夜遅く帰ってきたり。子供たちの動向には充分注視して頂いて、目を光らせて頂ければ」

元警察官として、夏休みの非行防止を訴えるのは、塚本定男さん(65)。5年前に岡山県警を退職しましたが、現役時代は“歌うお巡りさん”として活躍していました。

(歌)「♪ぼくは桃太郎」

自分を桃太郎に見立て、制服姿で熱唱。交通安全やいじめ防止を訴えるなど、勤務の傍ら歌による啓発活動を行ってきました。

その塚本さんが2021年に制作した歌が、「おいでんせぇ、岡山へ」。42年の警察人生で、県内各地で勤務し出合った地域の魅力を歌詞に盛り込みました。

(塚本定男さん)
「(岡山)県北の方は(岡山)県南のことを知らない。やはり郷土愛。みなさんが岡山県のことを熟知して、知ってもらって、口ずさんでくれれば」

歌は、地域の有志とコーラスグループを作り収録。子供たちも岡山弁の合いの手で参加です。

(子供たち合いの手)「♪ぼっけぇ、ぼっけぇ、そりゃぼっけぇ」

歌を通じて地域を知る。そこには、元警察官ならではの思いがありました。

(塚本定男さん)
「地域を知るのは安全安心の初歩的な一歩。こういう町作りができているから安全安心なんだというメッセージになると思います」

地域の安全安心を願う元警察官の思いは、歌を通じて広がるはずです。