2022.03.18
香川県庁舎東館が、2月9日付けで国の重要文化財に指定されました。
1958年に竣工した東館は、世界的建築家、丹下健三氏の代表作として知られ、日本のモダニズム建築を象徴する建造物として国内外で高く評価されています。
この東館の「文化的価値」を深掘りしていきます!まずは、東館の重要文化財指定はどのくらいすごい事なのでしょうか?
戦後の現役庁舎建築として全国初の重要文化財指定となります。
東館は、8階建ての高層棟と3階建ての低層棟で構成されています。1階のピロティは、県庁前の通りから自由に庁舎にアクセスできる開かれた空間になっています。
東館は、ロビーの壁画を猪熊弦一郎氏が。県庁ホールの椅子などを剣持勇氏が手掛けるなど著名な芸術家やデザイナーが携わっています。
こうした「芸術家との協働」が、建築、ものづくり、芸術が一つとなった香川県特有の文化の礎となり、いわゆる「アート県」と呼ばれる土壌を育んできたといえます。