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2022.03.10

約100年前に新見市の山で発見された「準絶滅危惧種」アテツマンサクの花が見頃【岡山・新見市】

新見市にある私設植物園で、アテツマンサクが見頃を迎え、訪れる人を楽しませています。

黄色い花が山林を彩ります。新見市の北東部、大佐山の麓にある私設植物園の「まんさく園」です。傾斜地に広がる約1ヘクタールの植栽地ではアテツマンサクが見頃を迎えています。

アテツマンサクは、約100年前に新見市の山で発見され、環境省のレッドリストの準絶滅危惧種に分類される希少な品種です。

地元で農業を営む柴田光政さんが、約50年前から栽培を始め、2022年は、約100本の木が花を咲かせました。

また、スギ林の下では白い妖精と呼ばれるセリバオウレンが群生しているほか、遊歩道沿いではフクジュソウやユキワリソウも楽しめます。

(まんさく園 柴田光政さん)
「今年は(早春の花々が)いっせいに 咲いている。コロナで大変な時代、家に閉じこもっている人もいると思うが、花を見て心を癒やしてもらえれば」

アテツマンサクなど早春の花の見頃は3月中旬までで、4月になるとカタクリの花が楽しめるということです