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2022.01.28

33年の歴史に幕…岡山メルパ「さよなら興行」で平成の名作上映 1月末で閉館【岡山・岡山市】

JR岡山駅前の映画館、「岡山メルパ」が、再開発事業に伴い1月末で閉館します。

28日から4日間、「さよなら興行」が行われ、ファンが別れを惜しんでいます。

1月末で33年余りの歴史に幕を閉じる岡山市北区の岡山メルパです。

(福武観光営業部 市原靖浩係長)
「きょうから「さよなら興行」で、こちらの作品を上映する。平成の話題作を最後に見てもらいたいと思い選んだ」

28日も閉館を前に長年のファンが訪れ、映画を楽しんだ当時に思いを馳せていました。

(閉館を知り訪れた客は…)
「若い頃はよく映画を見に来ていた。岡山といえば岡山メルパ。思い入れがいっぱい詰まっている」

岡山メルパは、「岡山松竹座」、「岡山東映」などを経て1988年に開館。当時、地方では複数のスクリーンを持つ映画館は珍しく、多くの人でにぎわいました。

しかし、シネコンの登場に加え、コロナ禍が追い打ちをかける中、周辺の再開発事業の計画が進み、立ち退きを決めました。

今後は、北区中山下の福武ジョリービルに移り、「ジョリー東宝」を「岡山メルパ」に改称して営業を続けます。

(最後に見に来た客は…)
「さみしい。残念。子供を連れてよく来ていたので、(最後に来られて)良かった」

(福武観光営業部 市原靖浩係長)
「平成の33年間を駆け抜けてきた劇場なので、いろんな人の思い出が詰まった場所。今まで岡山メルパに通ってくれた人に楽しんでもらえれば」

岡山の映画史に名を刻んだ岡山メルパ。さよなら興行では、28日の夜から4日間、平成の名作が上映されます。