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2021.12.07

香川用水を“補強” 建設から40年以上 大規模な水漏れ事故相次ぐ 巨大地震にも備え【香川】

建設から40年以上たって設備の老朽化が著しい香川用水の補強工事が本格化し、12月7日に三豊市で工事の様子が公開されました。

工事は香川用水の総延長106キロのうち水資源機構が管理する香川県西部の区間で進められています。

(小林宏典記者)
「外側が老朽化した配水管で、その中に鋼鉄製の配水管を入れる作業を行っています。」

公開されたのは水路の補強工事で、現在使っているコンクリート製の配水管の中に長さ4m、重さ1.5トンの鋼鉄製の配水管を入れていきました。

香川用水は建設から40年以上経って設備が老朽化し大規模な水漏れ事故が相次いでいます。

今回の補強工事では約38億円の事業費をかけ水路や設備の補強、補修が行われます。

(水資源機構 香川用水管理所 谷本孝司所長代理)
「断水が起こりにくくなる結果的には西讃地域の農業用水や水道用水が安定的に供給できる。」

工期は2024年度までで、この工事で耐用年数は50年以上になり南海トラフ巨大地震の揺れにも耐えられるということです。