モンゴルに盲学校を建設するなど、日本とモンゴルの友好関係に尽力したとして、岡山盲学校の元教頭で、岡山市の視覚障害者、竹内昌彦さんに、モンゴルの大統領から「友好勲章」が贈られました。

「友好勲章」が贈られたのは、岡山市の視覚障害者、竹内昌彦さんです。

８日午前、東京のモンゴル大使館で、駐日大使から勲章が手渡されました。

幼い頃に視力を失った竹内さんは、教師の道に進み、岡山盲学校の教頭を退職してからは、全国で講演活動を続けています。

竹内さんは、その謝礼金を貯めて２０１１年にモンゴルで職業訓練ができる盲学校を建設しました。

さらに２０１６年からはモンゴルなどアジアの子供たちの目の病気を治そうと、手術費用を支援する「ヒカリカナタ基金」を立ち上げ、これまでに約４００人の子供たちに光を届けてきました。

こうした活動が、モンゴルと日本の友好関係の発展に寄与したとして、モンゴルの大統領が、勲章の授与を決めたということです。

（竹内昌彦さん）
「とても光栄でありがたかった。モンゴルの人が頑張ったから、最初の時から10倍位大きな学校になった。モンゴルの人の力だと思っている。この活動をもっと広げて、大勢の子供たちの目を助けてやりたい」