日本三名園の一つ岡山市の後楽園で、藩主の居間として使われ普段は非公開となっている建物、延養亭が１年ぶりに公開されました。

岡山市北区の後楽園では、２５日から園内でもっとも重要な建物の一つ、延養亭の特別公開が行われています。

延養亭は、後楽園を築庭した岡山藩の２代目藩主池田綱政によって建てられ、藩主が後楽園を訪れたときに居間として使われました。

その後空襲で焼失しましたが、今から６０年ほど前に復元されました。

２５日はあいにくの雨模様でしたが、園内で最も美しいとされる延養亭からの眺めを楽しんでいました。

（訪れた人は…）
「鳥肌が立った。日頃見る景色と全然違ったものが見られるのでいつもと違う。」
「(雨の庭園は) とてもいいしっとりとしている色合いが生き生きとしているいつもと違う。」

後楽園では毎年５月と１０月に延養亭を期間限定で公開していますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で２０２１年５月の公開を取りやめていて、１年ぶりの公開となりました。

延養亭の特別公開は１０月末までです。