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“年間200トン”のプラスチックごみが瀬戸内海に 集中発生は1700カ所に【岡山・香川】

2021.10.22

“年間200トン”のプラスチックごみが瀬戸内海に 集中発生は1700カ所に【岡山・香川】

岡山・香川など、瀬戸内海沿岸の4県から年間約200トンのプラスチックごみが海に流出していることが、公益財団法人、日本財団の調査で分かりました。

海岸に数多く流れ着いたプラスチックなどの「海洋ごみ」。その約8割は、街中で捨てられたごみが、川や水路から海に流れ出ると言われています。

日本財団は、岡山・香川・広島・愛媛の4県で、人口が集中する地域の河川280本を2020年12月から半年かけて調査しました。

「海洋ごみ」の半数以上を占めるといわれるプラスチックごみは、瀬戸内海に年間約200トン流出していることが分かったほか、ごみが集中的に発生する「ホットスポット」も約1700カ所特定できたということです。

特に岡山は、平野部に多くの用水路があることから、水門などの清掃管理の強化、香川は、雨が少ないため、川ごみのこまめな清掃が必要と指摘しています。

(日本財団・海野光行常務理事)
「対策については、各県のみなさまと協力しながら、ごみ箱の設置とか自治体のお金と人をどういうところにかけるのかというところも大事だと思いますので、一緒に練っていければと思います」

日本財団は今後、離島などでドローンを使ったごみの観測も実施し、調査をすすめていくとしています。