岡山放送
2021.06.22
コロナ禍の今 特別な思いを込め…長島愛生園開園90年で慰霊碑 反省と誓いの証に…【岡山・瀬戸内市】
6月22日は、ハンセン病の元患者の名誉を回復し、亡くなった人を追悼する日と定められています。瀬戸内市の国立ハンセン病療養所では、コロナ禍の今、特別な思いが込められた慰霊碑が建てられました。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「今までいろいろ記念碑も建てましたが、記念碑というだけで反省という場所はなかった。」
瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園です。朽ちた桟橋のすぐそば。開園90年に合わせ、これまでに亡くなった入所者の慰霊碑が建立されました。
入所して約70年、当時中学生だった中尾伸治さんも、この桟橋から島に降り立ちました。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「故郷との糸が途切れる場所寂しい場所。」
ハンセン病患者を強制隔離する国の政策「らい予防法」は、25年前に撤廃されました。
人権侵害を受けたとして元患者たちが国に謝罪と損害賠償を求めた訴訟では、2001年に国が控訴を断念。原告側の勝訴が確定しました。
元患者たちに補償金が支払われる法律が施行されたのが、20年前の6月22日でした。
7年前に長島愛生園に赴任した山本典良園長は、2021年、記念誌を作り開園から90年を振り返る中で、入所者のある声を耳にしました。
(長島愛生園 山本典良園長)
「初めて入所者の皆さんがハンセン病の歴史が生かされていないと実感している。コロナで。」
新型コロナの感染が広がるいま、入所者は感染者や医療従事者への誹謗中傷に心を痛めていたのです。
(長島愛生園 山本典良園長)
「ハンセン病の歴史を語り継ぐ上で何が足りなかったのか、何を改善しなければいけないのか、という時に思い付いたのが反省と誓い。」
慰霊碑に刻まれた言葉は「故郷への想い」。慰霊のためだけではなく、同じ過ちを繰り返さないと誓いの証にしたいと考えたのです。
(長島愛生園 山本典良園長)
「故郷で家族と一緒に療養したかったという思いが強かったのではないかと。社会が受け入れなかったから家族のもとで療養できなかったという考えに至った。」
一時2000人を超えていた入所者の数は現在123人。平均年齢は87歳を超えました。ハンセン病の歴史や自らの思いを語り継いできた中尾さんももうすぐ87歳です。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「社会復帰した人たちが一般の市民の中で交えていないそういうことがありますね。強制収容の後押しをしたと、一般市民は後押しをしたということになるのでここを(誓い)の場所にしたい。」
病気による偏見はないですか?差別を繰り返してはいませんか?桟橋のそばに建てられた慰霊碑は、私たちに問いかけています。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「今までいろいろ記念碑も建てましたが、記念碑というだけで反省という場所はなかった。」
瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園です。朽ちた桟橋のすぐそば。開園90年に合わせ、これまでに亡くなった入所者の慰霊碑が建立されました。
入所して約70年、当時中学生だった中尾伸治さんも、この桟橋から島に降り立ちました。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「故郷との糸が途切れる場所寂しい場所。」
ハンセン病患者を強制隔離する国の政策「らい予防法」は、25年前に撤廃されました。
人権侵害を受けたとして元患者たちが国に謝罪と損害賠償を求めた訴訟では、2001年に国が控訴を断念。原告側の勝訴が確定しました。
元患者たちに補償金が支払われる法律が施行されたのが、20年前の6月22日でした。
7年前に長島愛生園に赴任した山本典良園長は、2021年、記念誌を作り開園から90年を振り返る中で、入所者のある声を耳にしました。
(長島愛生園 山本典良園長)
「初めて入所者の皆さんがハンセン病の歴史が生かされていないと実感している。コロナで。」
新型コロナの感染が広がるいま、入所者は感染者や医療従事者への誹謗中傷に心を痛めていたのです。
(長島愛生園 山本典良園長)
「ハンセン病の歴史を語り継ぐ上で何が足りなかったのか、何を改善しなければいけないのか、という時に思い付いたのが反省と誓い。」
慰霊碑に刻まれた言葉は「故郷への想い」。慰霊のためだけではなく、同じ過ちを繰り返さないと誓いの証にしたいと考えたのです。
(長島愛生園 山本典良園長)
「故郷で家族と一緒に療養したかったという思いが強かったのではないかと。社会が受け入れなかったから家族のもとで療養できなかったという考えに至った。」
一時2000人を超えていた入所者の数は現在123人。平均年齢は87歳を超えました。ハンセン病の歴史や自らの思いを語り継いできた中尾さんももうすぐ87歳です。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「社会復帰した人たちが一般の市民の中で交えていないそういうことがありますね。強制収容の後押しをしたと、一般市民は後押しをしたということになるのでここを(誓い)の場所にしたい。」
病気による偏見はないですか?差別を繰り返してはいませんか?桟橋のそばに建てられた慰霊碑は、私たちに問いかけています。
