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緊急事態宣言延長から1週間 長引く余波…乗り切るため懸命の努力続く【岡山・倉敷市】

2021.06.08

緊急事態宣言延長から1週間 長引く余波…乗り切るため懸命の努力続く【岡山・倉敷市】

岡山県の緊急事態宣言が延長期間に入ってから8日で1週間。一部で規制が緩和されたものの、飲食店などへの時短要請は今も続いています。

長引く宣言の余波とそれを乗り切ろうとする飲食店を取材しました。

倉敷市の倉敷美観地区です。

白壁の街並みに風情を添えるヤナギは夏仕様にせん定され、観光客を迎え入れる準備は整っていますが…多くの店が休業していて、人通りもまばらです。

宣言の延長から1週間。影響は、観光地だけにとどまりません。

(商店街のコーヒー販売店は…)
「本当に人が少なくなっている。土日でも以前の平日くらいの人通り。美観地区から駅に向かう途中に寄ってくれる人が多かったので、影響を感じる」

JR倉敷駅と美観地区をつなぐ商店街です。

いつもなら観光客の通り道としてにぎわっていますが、シャッターを閉めている店が目立ちます。

こちらのフルーツサンドの店は、客足が読めない中で、商品の廃棄を少しでも減らそうと、5月末から、新たな取り組みを始めました。

(kiki 山根浩子オーナー)
「移動販売を始めた」

客を待つのではなく、店を飛び出し、近所の会社などを直接訪ねる移動販売です。

(kiki 山根浩子オーナー)
「近所に行ってきます…」

また、商店街の店には自分の足で運びます。

もともとは、売上補填のために始めた取り組みでしたが、顔馴染みの店とのやり取りの中で、元気をもらっているといいます。

(直接販売の様子)
「がんばろう…」

(kiki 山根浩子オーナー)
「今乗り切るしかない。頑張ろうねという声掛けで、一人じゃないとみんなで力を合わせて頑張ろうという思い。本当に早く解除されて人が戻ってきたらいい」

宣言延長の影響が続く観光地のお膝元の商店街。コロナ禍を乗り切るための懸命の努力が続いています。