岡山市と津山市をホームに活動するバスケットボールチームトライフープ岡山。
Ｂ３リーグ参入２年目となった今シーズンの開幕前、チームを率いる比留木謙司ＨＣはチームの仕上がりに自信を見せていました。
（比留木謙司ＨＣ）
「今Ｂ３にいるチームでは間違いなく一番練習をしていますし、その中での経験値や自信の裏付けは必ずあるので、負ける気がしない。」
シーズンが開幕するとその自信はプレーに現れます。持ち前の早いボール回しで相手を翻弄し、チーム全体で得点を奪いに行くスタイルで勝ち星を重ねます。シーズン中盤にはチーム最多となる１２連勝を記録、ここまで２８勝１０敗と２位につけています。
（比留木謙司ＨＣ）
「２０２０年よりははるかに成長がみられるし１試合１試合、目の前の相手だったり目の前のプレーであったりとか一つ一つのことを丁寧に取り組んだ結果がそういう結果に表れた。」

（川上悠助記者）
「現在２位のトライフープ岡山は残すところあと２戦。同率２位の静岡との直接対決を前に練習にも力が入ります。」
Ｂ２昇格を目指してリーグを戦ってきたトライフープ。今シーズン、数多くの試合で、勝利に貢献したのが、１６番・小堺翼選手です。
（小堺翼選手）
「見ている人たちに楽しんでほしいので、僕が全力で楽しんでいるとことを見てほしい。」
トライフープ在籍３年目の小堺選手は福岡県出身の２７歳。攻撃ではアウトサイドを中心にプレーするスモールフォワードの選手です。
そんな小堺選手の武器はこの３ポイントシュート。今シーズンの３ポイントシュートによる得点はチーム最多、成功率はリーグ２位を誇ります。
（小堺翼選手）
「自信をもって打てている。何の努力もしていなかったら自信も生まれないが自主練とかきつい思いをしてやってきたということに対して自分を信じているので。」
チームのポイントゲッターとして活躍する小堺選手ですが、チームのために意識していることがあるといいます。


（小堺翼選手）
「チームが沈んで切るときに自分のプレーや声がけでチームを盛り上げるのが役目だと思っている。日本人通しだったら起こらないミスも外国人と日本人で起きるのはあり得ないので、コミュニケーションを積極的に行くというのを意識している。」


（比留木謙司ＨＣ）
「持ち前のハッスルすることやコミュニケーションは１年間続けて高いクオリティを発揮し続けてくれたのですごく評価している。」

チームの状態は申し分ないというトライフープは５日から、同率２位の静岡と直接対決２連戦。２年後のＢ２昇格に向けて並々ならぬ思いで挑みます。
（比留木謙司ＨＣ）
「自分たちの１年の集大成を見ていただきたいし、それによって少しでもトライフープが頑張っているんなら、こんな苦しい世の中だけど頑張れるかなという気分になってもらえたらうれしい。」
（小堺翼選手）
「２試合勝てば自分たちでつかめるところに来ているのでとても楽しみです。勝ちます！」
静岡との勝負の２連戦は６月５日と６日、無観客で開催されます。