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昔ながらの心和む風景は今も…初夏の風物詩 管理者たちの思いをのせて回る水揚げ水車【岡山・津山市】

2021.06.02

昔ながらの心和む風景は今も…初夏の風物詩 管理者たちの思いをのせて回る水揚げ水車【岡山・津山市】

本格的な田植えシーズンを迎え、津山市では田んぼを潤す水揚げ水車が2021年も回り始めました。

用水路の水門が開き回り始めた水揚げ水車、津山市の南西部中島地区の田園地帯です。

2基の水車が田んぼに水を汲み上げる光景は初夏の風物詩として親しまれています。

この水車は、近くに住んでいた坂本藤四郎さんが60年以上にわたって管理していましたが、2020年12月、坂本さんは病で亡くなりました。

坂本さんの思いをつなぎ昔ながらの風景を残そうと近所に住む農業山根節夫さんが管理を引き継ぎました。

木製の水車の直径は約1.8メートル幅約60センチあります。

(水揚げ水車を管理する 山根節夫さん)
「ぼつぼつできる範囲でやっていこうと思って2020年(水車を)新しくしてもう1年2年はもつからそれでやっていこう思う。」

水揚げ水車は、天候や生育状況を見て水量を調整しながら、9月初旬ごろまで回りつづけます。