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クロマツが自生する名勝復元へ 浅口市の三ツ山で現地調査【岡山・浅口市】

2021.05.29

クロマツが自生する名勝復元へ 浅口市の三ツ山で現地調査【岡山・浅口市】

浅口市の名勝に指定されている三ツ山の景観を復元するため、28日現地で植物の生育状況などを調べる調査が行われました。

浅口市寄島町沖の瀬戸内海に浮かぶ3つの岩礁 三ツ山。
地元を代表する景勝地として市民に親しまれてきました。かつて3つの岩の上にはそれぞれクロマツが自生していましたが、松くい虫などの被害で枯れ最後の1本も2012年の台風でなくなりました。
浅口市では、クロマツが生えていたかつての三ツ山の景観を復元しようと、去年からプロジェクトを立ち上げ調査を続けてきました。
28日は、岡山理科大学の星野卓二名誉教授が現地を訪れ、岩山に自生している植物の種類などを調べました。

(岡山理科大学 星野卓二名誉教授)
「ちゃんとここの環境を壊さないようにある程度害になるような植物を制限して、マツが育つような環境を少し人工的に加えてやれば将来(景観復元の)可能性はある」

市では今後1年かけて詳しく調査し、来年度以降三ツ山にクロマツを植樹したいとしています。