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岡山県まん延防止要請協議入り 医療体制の崩壊が始まっている ワクチン接種呼びかけ【岡山】

2021.05.07

岡山県まん延防止要請協議入り 医療体制の崩壊が始まっている ワクチン接種呼びかけ【岡山】

感染の急速な拡大を受けて、岡山県の伊原木知事は、まん延防止等重点措置の要請に向けて国と協議に入ったことを明らかにしました。

また、医療提供体制がひっ迫しているとして、医師会も強い危機感を示しています。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「ステージ4への移行が目の前に迫っている状況。救急患者の受け入れが困難になるなど、もはや一般医療も含めた医療提供体制の崩壊が始まっており、県民の命と健康を守ることが困難となりつつある」

岡山県では、5日までの1週間で過去最多の631人が感染、70%を超えて過去最悪となっている病床使用率を始め、6項目のうち3項目で国の警戒基準で最も厳しいステージ4の指標を示しています。

伊原木知事は、ステージ4にはあたらないとしながらも、現在の時短要請をより強く行えるまん延防止等重点措置を要請するため国と協議を始めたことを明らかにしました。

対象の地域や期間を今後、検討します。

(岡山県医師会 松山正春会長)
「岡山県の医療もステージ4からステージ5に向かい、厳しい状況にある」

一方、岡山県医師会の松山正春会長は、7日会見し、より強い危機感を示しました。

感染拡大によって、医療崩壊が起きかねないとした上で、1人でも多くの人にワクチンを接種してもらうよう呼びかけました。

(岡山県医師会 松山正春会長)
「収束への唯一の希望はワクチンしかない。ワクチン接種をいかにスムーズに完了するかで収束の時期が決まってくる」

岡山県内のワクチン接種を巡っては、一般高齢者向けの予約が5月10日から始まり、接種が17日から始まります。