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安全に高齢者接種を進めるためにも医療従事者の接種を迅速に ワクチン接種の現状【岡山・岡山市】

2021.04.22

安全に高齢者接種を進めるためにも医療従事者の接種を迅速に ワクチン接種の現状【岡山・岡山市】

2021年2月から始まった医療従事者のワクチン接種が、思うように進んでいません。岡山県では5月から高齢者の接種が一斉に始まるのを前に、岡山市の病院でも迅速なワクチン接種が課題となっています。

(岡山中央病院職員)
「まだ私は打ってない。無症状の人とか全国多いので来られる方がどんな方か分からないのでそういう不安はある。」
「まだしてない、これから接種したいという気持ちはあった。不安はあるがワクチンの数も限られている。」

岡山市の岡山中央病院では、医師や看護師など約500人の職員がまだ1度もワクチン接種を受けていません。

(岡山中央病院 金重総一郎院長)
「まだ我々の所にワクチンは来ていない。」

2021年2月から医療従事者の接種が始まりましたが、3月までに岡山県に供給されたワクチンの量では、すべての医療従事者の分まで賄えていません。

県によりますと、接種を予定している県内の医療従事者約8万1000人のうち1回目の接種が終わっているのは28・2%、2回目までとなると14・8%とほとんど進んでいないのが現状です。

(岡山中央病院 金重総一郎院長)
「まずは患者の多い所、都市圏、ワクチンの数は決まっているので、患者の多い所に最初は届いた。コロナを受け入れている所が接種していく、その次が我々のような一般の医療機関が接種していくという次の段階。」

この病院では、4月28日から職員に、5月10日からは、近隣の医療機関の医療従事者、合わせて2700人分のワクチン接種を行うことにしていますが、5月17日から始まる一般の高齢者の接種までに2回の接種を終えるのは難しい状況です。

(岡山中央病院 金重総一郎院長)
「どれだけの量が入ってくるのかこれがまず分からないと計画自体が立てられない、ワクチンの情報、ワクチンがこれだけあるので患者は何人接種できる、ここがスムーズにいくとワクチン接種が進む。」

この病院では、安全に高齢者の接種を進めていくためにも医療従事者の接種を迅速に進めていきたいとしています。