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コロナ禍で研修にも変化 医療の現場に飛び込んだ新人看護師【岡山・津山市】

2021.04.15

コロナ禍で研修にも変化 医療の現場に飛び込んだ新人看護師【岡山・津山市】

多くの新社会人が新たな一歩を踏み出した4月。医療の現場もその1つです。津山市の病院では、新人看護師が病棟での勤務を前に研修に励んでいます。

医療用のテープを手に試行錯誤する若者たち。

(ベテランから新人に指導)
「ここが浮いてるのが分かる?ここつまむ。」

点滴用のチューブなどの固定方法を学ぶ、新人看護師です。

(新人看護師同士)
「どう、できました?」
「難しいです。」

岡山県北の拠点病院、津山中央病院。看護学校などを卒業した45人が4月、看護師としての一歩を踏み出しました。

例年なら病棟に出て先輩から実技を学んでいる時期ですが、新型コロナの影響で学生の時の実習経験が少ない人が多く、2021年は約2週間、まずは患者の処置についての基礎知識を身につけています。

(新人看護師)
「早く病棟に行きたいけど基礎知識を身につけて病棟でできるだけ早く活躍したい。」

県内に4つある感染症指定医療機関の1つでもある病院。中には新型コロナの重症者を受け入れる、救命救急センターに配属される人もいます。

(救命救急センターに配属される新人)
「救命救急センターを希望して希望通り行けたので患者に寄り添える看護師になりたい。」
「重症患者を受け入れる病棟なので看護師の役割として患者と家族をケアできるよう頑張りたい。」

津山中央病院の新人看護師が病棟に配属されるのは16日。感染の第4波が懸念される中、医療の現場に新たな力が加わります。