大阪府など６つの府や県で、緊急事態宣言が解除されてから初めての週末を迎えました。

一方で、首都圏の緊急事態宣言は延長される見通しで、複雑な思いを抱える岡山市の観光地を取材しました。

季節の花が観光客を迎える岡山市の岡山後楽園です。

（名古屋からの観光客は…）
「名古屋から来ました。（感染）とても心配だけど、自分たちはかなり気を付けながら来ている」
（大阪からの観光客は…）
「大阪です。前に計画した時は、さすがに出来ないのでやめた、この際どうなるか分からないので来た」

5日、多く見られたのは、緊急事態宣言が解除された地域からの観光客の姿でした。

（岡山県後楽園事務所　信江幸雄所長）
「年末から第２波第３波でお客様減りましたが、３月は少しお客様が増えてきている」

来園者は２月、前の年の４割程度、少しずつ回復しているといいます。

しかし、首都圏の緊急事態宣言は延長される見通しで、土産物店では、こんな声も…。

（残夢軒　畑安葵子さん）
「新規感染者が減ったといはいえ、やっぱり少しでも早く動いていただきたいという気持ちと複雑ですね」

岡山の観光地は、期待と不安の中で春の行楽シーズンを迎えます。